2014年12月に東京の日本武道館公演で解散したTHE BOOM。
そのボーカル宮沢和史さんが第2の故郷沖縄から弾き語りツアーを開始です!
どんなツアーなの?
名称は 【弾き語りツアー 寄り道2015『連れづれなるままに…』】ですね。
6/12に沖縄からスタートし、北海道へ。8/1に渋谷公会堂。愛媛県、福岡県、京都府、大阪府 愛知県をまわり、8/23福島県いわきPITで最終というツアー内容です。
8/1の渋谷公会堂には、TRICERATOPSのゲスト出演も。
このツアー終了後には全国ツアーも予定されているとのこと。本格的な活動再開に期待が膨らみますね!
THE BOOMとは?
1986年11月結成。「THE BOOM」というバンド名は、「常に流行に左右されず自分たちの音楽を貫いていけるように」という逆説で、ヴォーカルの宮沢和史による命名である
メンバーは、宮沢和史(みやざわ かずふみ、1966年(昭和41年)1月18日 – ):ボーカル、ギター。通称:MIYA、小林孝至(こばやし たかし、1965年(昭和40年)12月26日 – ):ギター。通称:TAKASHIくん、山川浩正(やまかわ ひろまさ、1965年(昭和40年)5月11日 – ):ベース。通称:YAMAちゃん、栃木孝夫(とちぎ たかお、1958年(昭和33年)7月11日 – ):ドラム。通称:栃やん の4人。
「島唄」「風になりたい」などのヒット曲があるので沖縄の唄のイメージが強いですが、バンド自体はスカ・ロック・フォーク・沖縄民謡・ブラジル・や演歌の要素を生かしつつ独自の世界を作っていた、とのこと。
2014年12月に東京の日本武道館公演で解散。
宮沢さん関係の情報はここで!!
宮沢さんは沖縄出身なの?
沖縄のイメージが強いので、宮沢さんもしくはメンバーが沖縄出身では?と思われることも多いのですが、千葉出身の栃木さん以外は全員「海なし県」の山梨出身です。
海のない山梨の方が海のイメージ満載の沖縄の歌を歌うって不思議ですよね?
島唄とは
91年冬、当時沖縄音楽にのめりこんでいた宮沢さんが沖縄「ひめゆりの平和祈念資料館」
を訪れ「ひめゆり学徒隊」の生き残りのおばあさんに出会ったのがきっかけとなりました。激しい沖縄地上戦で大勢の住民が犠牲になったことを知り、そのことを唄にしたとのことです。
沖縄戦がはじまって たくさんの人が犠牲になった
サトウキビ畑で出会った愛するあなたと サトウキビ畑の下の洞窟で永遠に別れた
サトウキビ畑で一緒に歌を歌った友と サトウキビ畑の下の洞窟で永遠に別れた
島唄よ死者の魂を風にのせてニライカナイ(天国)に運んでください
島唄よ私の愛を風にのせて 遠くへ行ってしまった友に愛する人に 届けてください
島唄よこの悲しみを風にのせて本土へ届けてください
海 宇宙 神さま 命 万物にお願いします。
このまま永遠に穏やかな平和が続いていきますように
島唄よこの沖縄の悲しみを風にのせて本土へ届けてください
意訳するとこういう内容の唄になります。
沖縄の人は最初、こういった沖縄の唄を本土の人が歌うということに強い抵抗と非難があったようで、宮沢さんも相当ショックを受けていたようなのですが
BEGINの比嘉栄昇さんが
THE BOOMさんの『島唄』は画期的だった。それまでは沖縄のミュージシャンは本土でどう歌えばよいか分からず、本土のミュージシャンも沖縄で歌うのは遠慮があった。その橋渡しをポンとしてくれたのがBOOMさんの『島唄』です。ありがたかった」
というエールを送ってくれて、それに非常に感謝したとのこと。
今では沖縄の人も感謝しているとのコメントがあるようです。また、世界各国でヒットしており、特にアルゼンチンではアルフレッド・カセーロが日本語のままカバーした「SHIMAUTA」が2001年に地元で大ヒット。サッカー2002年日韓ワールドカップ・アルゼンチン代表チームの応援曲に起用されてもいました。
今回のツアーで 島唄 が歌われるかどうかはわかりませんが、沖縄民謡も歌うといっているので可能性はあるかもしれないですね。