声帯を全摘出し声を失ったつんく♂さん。
「食道発声法」で声を出すリハビリを行うことを好評してから3ヶ月。
少し声が出せるようになったそうです!!
食道発声法とは?
喉頭を摘出した人が声を出すためには ・食道発声法 ・電気喉頭 ・咽頭形成(シャント)の3つの方法があるようなんです。
その中で、今回つんくさんが選んだ「食道発声法」というのは、3ヶ月から半年程度で習得でき、明瞭に話したり抑揚をつけるという自然な声を出すことができる方法なのです。
なお、ほかの2つについても簡単にお話しますと、電気喉頭というのはあまり明瞭に発音することができず、抑揚がつかない、費用も高い、咽頭形成は声がでるまでの期間が非常に短く、抑揚もつけられて自然な発生になるのが特徴ですが、特殊な手術を必要とする方法です。
どうやって発声するの?
口や鼻から食道に空気を送って、それを逆流させながら食道入口の粘膜を声門として利用するとのことです。
つまり、ゲップしながら声を出すみたいなイメージみたいですね!!
そういえば小学生のとき男子が、ゲップを何度も何度も連発して出して悦にいっていたのを見ましたが、あんな風に簡単に出せる人なら楽なのかなあと思います。
逆に私は吐きたくても吐けない、ゲップやしゃっくりすらなかなかでない(胸が痛くなってしまう)ので、私みたいなタイプは大変なのかも。
食道は物を食べたときに開いて、空気を通す気管は閉じる、逆に空気を入れるときは食道が閉じて気管が開く と聞いたことがありますが、今回は食道に空気を無理に入れて出す、しかもその出すときの空気で食道をふるわせて声を出すということですから技術もいるし、相当体力をつかいそうですね。
ただ、つんく♂さんは三ヶ月で声が出るようになってきたとのこと。
大きな声はなかなか出しづらいとはいえ、慣れてくると一番自然な声が出せるという「食道発声法」ですから、以前のような声や歌を聞くことは難しいかもしれませんが、近いうちに自由に話すつんく♂さんのしゃべりが聞けるようになると思うと、楽しみですね!
(参考:公益社団法人 銀鈴会)